人口減少社会の行き着く先

「人口減少社会」の在野の研究者。「人口減少社会」の行き着く先を探してます。大磯に山林所有。

ちきりんさんやイケダハヤトさんの記事読むと、会社員負け組的な煽りがすごいけど、全然そんなことないですよ^_^

写真は大磯のとある真夏の昼下がり。


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⚫️会社員は最高!


安定的に仕事がもらえ、決まった日に給料が振り込まれる。これって実は凄いこと。

しかも解雇は余程のことがない限りされないし、信用ある会社ならその看板借りて日常的に有利な取引ができる。

更に更に、有休や祝日あわせれば、多くの会社で一年の三分の一がお休み。

勤務時間さえしっかり仕事すれば、他の時間でやりたい事やり放題!

それに子供いる人にとっては、安定した収入あることが何より大事ですよね。




⚫️フリーの人、世界的金融危機でも大丈夫?


個人的に会社員をお勧めしてる一番の理由がこれ。容赦ないんですよね、マーケットが収縮するときって。能力も才能もあるのに、独立一本槍してたら、金融危機の最中に消えた人、たーくさんいます。

会社員だと、会社がそのリスクを中和してくれるんです。だから倒産さえしない限り、世界的な恐慌があろうと、会社員はボーナス減額程度の影響ですむわけです。



⚫️会社員も別に事業運営するのは自己実現やアップサイド狙い


会社だって、リスクの低い事業から安定的なリターンをもらえると、その事業を柱に新たな新機軸作りに行きます。当然の成長戦略です。

会社員でありながら別に事業運営するのはそれと一緒です。

事業によっては少額でできますし、時間的制約なんて、予算の制約と本質は同じ。そこを乗り越えればニッチな世界で自分の居場所ができる。何より、すぐに事業できるテクノロジーをみんなが普通にもってるわけで。


ということで、会社員はすごく恵まれてるし、更に自分の事業という組合わせが最強なんじゃない?というお話でした!



もう温暖化がすごいので、近所にコーヒーの苗を植えてみた

⚫️コーヒーの苗


大磯のとある山中にコーヒーの苗を植えました。ユニディで買ったものですがちょくちょく見にいきます。

気温上がってるので、冬さえ凌げば育つかも。

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⚫️大磯の自然は地味に凄い


大磯って日本初の海水浴場とか別荘地のイメージですよね。それだけじゃなくて駅海と反対側に10分も歩けばもう山なんです。こんな感じ。

幻想的。


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⚫️これから大磯でコーヒー育てます


半分冗談ですが、半分本気です。ざっくり20年スパンで考えてます。海の見える山林を安く買い、地道に開墾し、コーヒーを植えてみる。

「大磯珈琲物語」とか、妄想膨らみます。



⚫️でもなんちゃってコーヒー農家


農業やるにも資格がいるし、何より家族に安心してもらうため、最低20年間は、平日きっちり仕事して稼ぎます。

年功序列や終身雇用に代わる、新たなる時代のストーリー

この写真は大磯にある隠れ家から。

ちらっとだけ海も見えるんです。

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それにしてもここ数日で一気に真夏の気温ですね。


前回の更新から3ヶ月半経ったわけですが、その間に起こった問題というと、


① ギリシャ問題

② 中国株暴落

東芝不正会計


大きくこの3つでしょうか。


金融緩和真っ盛りの2015年夏、どこが景気いいのかさっぱりな気もしますね。


国内に関して言えば、ソニーの不調もありましたが、東芝の問題が大きくていつの間にか霞んでしまいました。


東芝の件は、表面化して大騒ぎになったわけで、ちまたではトップ同士の不和が原因と言われてますね。


ですが、個人的に問題の核は社内事情ではなく、集中投資した原発半導体がこけて儲からなかった、というところにあると考えています。


そして代わりとなる新機軸も立ち上がらず、株式市場のプレッシャーに組織自体が引っ張られちゃったと。


要は儲からなくなって策もないから延命行為に走り、それが常態化して一線越えました。数千億ほど。


ということで、東芝の問題の本質は「儲からなくなった」ということで、シャープと一緒なんですよねぇ。


断言してもよいですが、日本に大企業がこぞって参入できるような新たなフロンティアなんて残ってないですよ。電力小売自由化や空港運営みたく規制緩和で新たな担い手がでてきても、元々の担い手が淘汰されるんですから、全体でみれば、ただの行って来いです。


東芝の件に戻りますが、一線越えないギリギリのところで、どれだけの日本企業がグレーゾーンで近いことをしてるのか、想像に難くはありません。


次の景気後退がはっきりしたら、この手の話はドシドシでてくるでしょう。


で、景気後退するたびに、政府の財政は悪化し、公的なセーフティネットが削られるというのも世の常です。


そして、日本の財政はここにきて割と限界ですから、長期的スパンで公的なセーフティネットはほぼ期待しない方が良いでしょう。


つまり、今後、働き盛りの人は、


①   人口減少という危機的問題が景気後退の引き潮を大きくすることで、


②  勤め先の業績もおぼつかない中、


③  課される税金が増えるのに、公的なセーフティネットが減っていき、


④  更に老後の年金暮らしなど夢のまた夢になる


という悪夢のような事態に陥ります。


ちなみに今の年金受給者は、続くインフレで支給年金がばっさばっさ目減りしていきますので、お年寄りにもつらい事態です。


と、ネガティヴ要素満載ですが、これは今までの価値観で将来を捉えているからですね。


具体的には、年功序列、終身雇用とそれを土台とした、消費をすることで幸せになれる家族のストーリーが今までの価値観です。


年功序列?終身雇用?昔の話でしょ!と思うかも知れませんが、この手のストーリーは、時代にそぐわなくなっても、しつこくまだまだ息をしています。


でも、そろそろもう気づいていいと思うんです、片手に収まる電話があるだけで、ググれる、ブログかける、YouTubeでマイメディアがもてる、少額の投資で会社も作れ運営できるという、驚愕の事実に。


大企業の参入できるフロンティアはないけれど、個人レベルで参入できるフロンティアは今も無限に存在するという現実に。


勤め先やめて独立しても食べていく自信がないという方におききします。

なぜ、独立するのに勤め先をやめなければならないのでしょうか?


勤め先で働きづくめの人の勤務時間は3000時間と言われています。


一年は8640時間ですから、比率にしてたったの35%弱です。


普通の勤め人なら、一年のうち勤務時間の占める割合は30%程度ではないでしょうか。


年間休日だって週末だけで110日位、祝日や有休いれれば120日程度の休みがあるでしょう。


家族と過ごす時間を十分にとっても、空いている時間を使い、事業を立ち上げ運営することが、それほど難しいことでしょうか。


つまり、勤め人としてリスクヘッジしながら、事業運営しアップサイドを狙うという新しいストーリーは、これから十分に実現可能な話ではないかと思うのです。例え家族を養っていても、です。


長くなりましたのでこのあたりで。

次回は僕自身の事業運営の構想を描いてみようと思います。ではでは。

「絶望のシャープ」は対岸の火事ではありません。火の手は迫ってます。

◎さようならシャープ

シャープの断末魔が聞こえます。

 

gendai.ismedia.jp

gendai.ismedia.jp

 

◎日本メーカーはごく一部を除きシャープと同じ

液晶テレビに限らず、メーカー製品の「新規」需要は、新興国・途上国にしかないわけで、日本などの先進国には基本「買替」需要しかありません。

 

新興国・途上国は先進国からの資本と技術を受け入れますが、最終的には自前でメーカーを育成しますから、先進国である日本で生産して途上国・新興国などの海外に輸出するというのは土台ムリな話なのです。

 

あと2年くらい、仮に持ちこたえても東京オリンピック終了直後から、強烈で長い不景気に突入します。

 

つまり、これからの10年、国内の「買替」需要すら減っていきます。トヨタ・日立などほんの一部を除き、国内大手メーカーが今後バタバタと苦境に陥いるのは目に見えています。

 

 ◎日本企業の会社員は、今後やばいっす

 

上記は国内メーカーの話です。 

 

国内メーカーの業績が悪くなると、お約束のリストラが始まります。

つまり、国内メーカーに限っても、日本の雇用環境は悪化します。

 

それだけではありません。

 

日本の国債はどんどん増えてます。

なのに、返す人はどんどん減ってます。

 

おじいちゃんおばあちゃんの年金もどんどん増えてます。

なのに、それを支える若者はどんどん減ってます。

 

これら、人口減少による負の影響が、次にくる景気の波の引き潮を

大きく大きくするんですね。

 

次にくる大きな不況は、とてつもない規模になるでしょう。

火の手はそこまで迫っています。

 

逃げ場がないようにも思えますが、それに対する対策を、次回以降で記載したいと思います。

 

案外、今より楽しい世界が待ってるかも知れませんよ^^

 

おしまい。

日本経済の将来はやっぱり暗いという話

 

久しぶりの更新です。

 

ここ3週間ほど、平日は仕事一辺倒、週末は友人の結婚式やらなんやらで外出が多く、まとまった時間がとれませんでした。

やっと時間がとれたので、ここ2~3週間でぼんやり考えていたことを書いていきます。

 

〔日本経済の将来はやっぱり暗いっす〕

 

あくまで「経済」という切り口でみたとき、日本の将来はやっぱり暗いなと感じます。

 

平塚の駅前なんかすごいですよ。

 

駅から歩いて1,2分くらいの商業ビルに「テナント募集」の案内がバンバンでてます。

 

営業してるんだかよく分からない個人商店もたくさんありますし、平塚駅前の不動産を需要に見合ったモノホンの評価で値付したら、ぶっちゃけ今の売出価格、あるいは募集価格の2~3割の下落じゃすまないでしょうね。

 

だって、そもそも見合う需要がもうないんですもん。

なぜ需要がないかって?このブログのタイトル通り、「人口減少社会」だからです。

 

例えるなら、book-offによくある100円の古本と一緒。

 

新品でまっさらな本を売りに出すとき、価格は 数百円~数千円しますよね。

本屋なり作家なりが食っていくためには、それくらいの価格になるわけです。

でも、古本になると、価格なんか需要の多寡で決まってしまいます。

一昔前のベストセラーなんてリセールマーケットに流れまくりなのに、(すでに読んでる人が多くて)読みたい人がそんなに多いわけではないから、100円なんてただみたいな値段で店頭に並ぶわけです。

 

誤解のないように言っておきますが、100円の本だからといって誰にとっても、ほとんど価値がないというわけではないです。

 

僕はbookoffで100円の本をよく買います。というかbookoffではほぼ100円の本しか買いません。100円でも、中には自分の思考の血肉になるような本だってあるわけです。個人的には3千円だしたっていいくらい、評価の高い本もあります。

 

そんな本でも、リセールマーケットの評価は100円なのです。

 

需要が少ないと、マーケットでの評価はとても残酷になるわけで。

 

平塚の駅前不動産は、これから数十年かけ、何回か持ち主をかえ、徐々に需要に見合った本来の評価になっていくでしょう。

 

バブルで溢れんばかりに作られたスキー場のリゾートマンションのように、数十万円~数百万円で平塚の駅前不動産が買えてしまう日がくるのではないか、僕はそう思うのです。

 

 

 

〔てことは日本円の将来も暗いです〕

超極端な話をします。日本の人口が1000人しかいなかったら、日本円が今の価値を保つことは不可能です。

 

世界に1000人しか使う人のいない通貨なんて、普通はマニアなコレクターしか欲しがらないでしょう。

 

超極端な例ですが、日本は間違いなくこの方向に進んでいます。

 

世界的に人口が増える中、日本円を生活に使う人が減り続けているのです。

 

難しい理屈は抜きにしても、日本円には中長期的に強い下落圧力が加わっていると思えませんか。

 

2035年あたりでは、今の感覚でいうと1ドル 200円くらいにはなってるんでしょうね。さしたる計算根拠はありませんが。

 

 

〔やっぱり価値観の転換が必要になる〕

「金銭的に豊かである」ことと「幸せである」ことはイコールではありませんが、「金銭的に豊かである」ことで生活の選択肢が増えるのは事実です。

 

ところがこれからの日本では「金銭的に豊かである」ことは、今以上に難しくなっていくことでしょう。

 

そうすると、世界的なマーケットで高く評価されるモノはますます手に入りづらくなります。

 

ただ一つポジティブな話をするならば、bookoffの100円の古本のように、「世間的には、需給バランスからみてまるで評価されない」からタダ同然の値段で売りに出されているけど、「自分にとってはすんごく価値の高いもの」にめぐり合える確率は、今よりぐんと増すでしょう。

 

世間的な評価だけにとらわれず、自分にとって欲しいもの・必要なものがはっきりしている人にとっては、日本の将来はある意味楽しみかも知れませんね。

 

今日はこんなところで。

 

 

おしまい

近況の報告と今後の方向性

 

2週間近くブログ更新が滞ってしまいました。

 

前回記事の詳細 → 心境面の変化 → 今後の方向性という流れで書いていきます。

 

[前回記事の詳細 ~イケダハヤトさんとのやり取り]

前回記事で思わせぶりなこと書きました。

ブログをリニューアルオープンします - たくみ じゅんの楽しく生きよう人口減少社会!

 

これ、実はイケダハヤトさんとのやり取りです。

 

イケダハヤトさんに唐突にも、このブログのコンセプトを伝えたうえで、ダメだししてくださいという無茶なメールをしたところ、速攻で実に丁寧なアドバイスをいただきました。

 

良い人すぎます。イケダハヤトさん。

ありがとうございました。これからもどんどん炎上してください。

僕はどんな状況でもイケダハヤトさんのファンです。

 

で、アドバイスを元に、このブログをより分かりやすくリニューアルしようというのが、前回記事の段階で僕が考えていたことです。

 

 

このはてなブログは、下記二つを話題の軸にしていきます。

  1.  人口減少社会に関する記事のまとめ

  2.   個人台頭の時代に関する記事のまとめ

畑でなんちゃって自給自足はしばらくやらない方向です。。やるっていっててやらずに、すみません。

 

できればこれからも生温かく見守ってもらえるとありがたいです。

 

おしまい。

 

ブログをリニューアルオープンします

今日はとても嬉しいことがありました。


心の中で勝手に師匠と呼ばせてもらってる方にメールをしたら、なんと返信がもらえたという笑


いや、憧れの人から反応してもらえるって嬉しいですよね^_^


その方はブログ界の大御所です。


とても為になるアドバイスをいただけたので、今週末を目処にブログをリニューアルオープンしたいと思います!


ただいま24時、帰りの電車の中でニヤニヤしてます笑