東京駅から東海道線で1時間と少し。その大磯駅から徒歩10分程度にある、大磯の山林を買いました。
広さは3500平方メートルくらい。約1150坪です。
果樹を植えたり、小さな畑を作ったり、そのうちツリーハウスなんかも作りたいです。
昔の横井戸も残っていて、湧き水もある。
今日から開拓スタート。まずは敷地内の道作り。
散歩中に撮った画像。
過去は過ぎ去り、未来は未だ来ず、向き合ってるのは、いま、ここ。
目指す未来に向け、いま、ここで頑張る。
人口の波が勝手に上へと運んでくれる時代がすでに過ぎ去ったこの日本で、茹でガエルとして身動きとれなくならないようになるため、そういった努力がより必要とされる時代になりました。
より主体的に、より効率的に、より当事者意識をもって、昨日より今日、今日より明日がよくなるよう、他者より抜きん出ようと努力する。
このこと自体は素晴らしいことです。疑う余地もなく。
ただ、目指す未来のためにいまを生きるのではなくとも、いまを大事にすること以上に必要なものなどあるのだろうか。
そのようにして見渡せば、権力に抗わず、野心も持たず、ただただその日を生きる、それだけでも尊い行いには違いない。
掴んではすり抜けていくこの感覚。
生きるってのは、深い。
⚫️人口減少は自然現象
今年も残すところ3ヶ月を切りました。そろそろ頭の片隅に年末年始という言葉がよぎる頃でしょうか。
ここ最近、有名人の方の訃報をきく機会が多く、人の体というのは突き詰めるとやはり自然の一部なんだということに気付かされます。
意識と無意識という二項対立を使うならば、人が生まれ育つに従い意識が肥大化し、老いて死にゆく過程において無意識に還る準備をしていくというところでしょうか。
つまるところ人間の本質が無意識たる自然であるならば、秩序だった集合である日本人もまた自然なわけで、その意味で人口の増加や減少といったものの本質も自然現象ということなのかなと思う次第です。
⚫️これからの日本は基本下り坂
日本人という集団のピークは80年代後半〜90年代初頭まで、いわゆるバブルの時期にあたります。
あのときの日本の空気感というのは、物質的な一つのピークを満喫しながら、また次に更なるピークがくるであろうという至極ポジティブな感覚であったろうと思います。
ところが実際にはバブルというピークは戦後の日本経済のピークそのものであり、バブル崩壊とともに長い下り坂がはじまったわけです。
経済というのは人口動態を基盤とした取引の循環の総体であり、金融におけるテクノロジーは、未来のその循環の総体を現在の利益として取り込むことに他ならず、その意味でバブルというピークの後、10年程度で日本の人口が頭打ちになったというのも、うなづける話です。
バブル崩壊後、世界的な景気後退や経済危機の合間に、小泉改革やらアベノミクスやら再び日本経済を上昇させようという国家的な試みがなされましたが、結局は経済の基盤たる人口が減っていく中ではそういった試みは一時的なカンフル剤でしかなく、切れたときに、その分激しい景気後退を伴うだけでした。
つまり、これからの人口減少し続ける日本経済は長期的に下り坂であり、人口減少の加速に伴い下り坂の傾斜もきつくなるわけです。
誤解のないよう捕捉すると、小泉改革やアベノミクスといった試みは、総論としてはすべきアプローチだと思います。
座して死を待つなんて、経済の論理からすれば思考の放棄ですから。
⚫️ 人口減少という自然現象の歩き方
そんなせつない下り坂を日本人は世界に先立ち歩いていくわけですが、
その歩き方に必要なのは、
衰退を均していく方向性
であろうと思うわけです。
幸いに、というか、上り坂のときは目の前のピーク目指して突き進むだけだったものが、下り坂になるとこれくらい先にはこれくらい衰退してるっすね、という見通しがこれはもうかなり具体的に見渡せます。
その見通しを踏まえて、今できることを少しずつやっていくしか、ないんだろうと思います。
具体的には、贅沢を日常としないことはもちろん、今の生活の質を可能な限り落としていく、その上でできた余力を、古今東西世界中の人が価値あるものとするものに換えていく。その積み重ねだと思います。
古今東西世界中で価値あるものならば、日本が下り坂になり世界でのプレゼンスが落ちるほど、日本の中では有用な資産になるでしょうから。
突き詰めるとETFの世界株式市場、ドルやユーロ、固めにみるなら金や銀あたりでしょうかね。
プラチナは日本人が異様に重宝してる向きもあり、世界的に通用するかは少し疑問ですね。
それでも、どうしようもなくなったら不要に抗わずに時代の流れに身を任せ流転すればいいのかと。
どんな人生観や宗教観であろうとも、最後はその先に小さな芽があると信じる者が救われるんじゃないのかな。
⚫️空き家率が上がるのは当たり前
2040年には日本の空き家率が40%になると言われてますね。
今でも住宅の数が多すぎるのに、毎年数十万の新築戸建がたち、それ以上にマンション供給がある中で、日本の人口が減るんですから、まぁ空き家率が上がるのは当たり前ですね。
⚫️2040年にはインフラ維持できる地域に人が住む
ただ、空き家率が40%になっても、日本全国均等に空き家が増えるわけではないでしょう。
例えば、空き家率 80%超の地域がある一方で、空き家率 20%切る地域があるなど、自治体によって濃淡くっきりのまだら模様になるはず。
というのも、居住に重要なのは、道路、水道ガス電気といったインフラですが、
このインフラが近いうちに
更新できる地域と
更新できなくなる地域
に別れていきます。
理由は簡単で、本来インフラは公共的であり、必要であれば採算度外視
で作ったり更新したりすべきですが、そんな贅沢できるお財布がなくなるからです。
早い話、日本が貧しくなるから。
インフラも元がとれる地域のみ、更新維持されていくことになります。
生活基盤にも市場原理が入ってくるわけですね。
このインフラがポイントで、将来のある時点を境に、
人が住むとこにインフラを整える
という発想から、
インフラが整うところに人が住む
という発想に切り替わるわけです。
⚫️2040年でもインフラ整う地域であれば、住宅ローンで家買うのも有り
上記の話は、将来限界集落になるようなところに住んでいる人には残酷かも知れませんね。
ただ、インフラが将来にも維持される地域に住む人にとってはプラスです。その地域で住宅ローン組んで家買っても、2040年には住めませんてことにはならないですから。
⚫️拠点の家にはお金かけていい。
例え住宅ローン使っても
そもそも住宅ローンは貸し手の金融機関にとってはただの商品です。返済される見込みがなく、それが法的に明らかであれば、回収不能の経理処理をするだけ。
それに、例え35年の住宅ローンでも、返済期間が最長で35年て話なだけで、別に繰上弁済がんばって10年で返したっていいわけです。
個人的には、将来も生活の基盤になる家はしっかりとお金をかけた方がいいと思います。例え住宅ローン使っても(但し借りすぎと変動金利には注意)。
そうやって、しっかり拠点になる住宅を確保して、2040年くらいには過疎地域の不動産がただ同然で売りに出てるでしょうから、その中で気に入った地域の物件をいくつか消費財として買って、スローライフを楽しむなんてのもいいんじゃないかと。
拠点となる家がないと、スローライフではなくてただのサバイバルですからね。
ということで、2040年に空き家率40%になっても、住むところさえ気をつけて、インフラがしっかり維持される地域であれば、ローン使ってもいいんじゃない?というお話でした。
具体的にどの地域かという話はまた今度にでも。
ここ最近、登山にはまっております。
もっぱら都心から近場の丹沢で、それも多いのが大倉から塔ノ岳まで。
大体2時間20分くらいで登りますが、大粒の汗を流しゼーゼーハーハー唸りながら登るので、すれ違うおしゃれな山ガールもドン引きのご様子。
さて、記憶に新しい日銀の異次元金融緩和、いわゆる黒田バズーカですが、先日物価上昇率がマイナスに転じるという素敵な事態に陥ってることが判明したようです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150926-00000072-san-bus_all
もちろん、これには原油価格の下落という大きな要因があるわけですが、それを考慮しても、
日本円を刷りまくりジャブジャブ供給することで通貨が下落する、
つまりインフレ要因より、
ただでさえモノが余ってる中で人口減少が後押しし、モノの価値が下落する、
いわゆるデフレ要因が勝った
という事実は、重く受け止めなければなりません。
何をやっても今後の日本経済には衰退の道しかないという、残酷な未来を写してますよこれ。
早い話、異次元緩和しようが、マクロ的には今後日本で投資しても儲からないっす、消費もすでに満足です、だから日本円でそのまま持ってた方がお得ですってことなので。
まぁ、インフレ要因 より デフレ要因 が強いとはいえ、日本円の価値は世界的にどんどんすり減ってますから、そもそも日本のモノも通貨もどちらも世界的には価値がなくなってるわけで。
世界人口が増え続ける中で日本円使う日本人が減っていくのですから、これはある意味当然ですが。
もちろん、欧米も、そして中国も、似たり寄ったりなところはありますが、その中でも日本が衰退の道を独走態勢で走るトップランナーであることは残念ながら間違いないです。
そして、トップランナーである日本は、米国の風除けに使われてもいます。
働く現役世代は大変です、下りのエレベーターをこれからも登り続けなきゃいけないですからね。
しかも、エレベーターのスピードはどんどん早くなる。。
そんな中で年寄りのために年金や社会保険料を払い、家庭を持、子供を育てる、なんてハードなことしてたら、そりゃ息もきれますよ。
まったくうんざりでしょうね。
ってそれはみんな同じですな。
さぁ中国からはじまりました。
今後20年間で、あと3回、リーマンショック級の世界的暴落がくると踏んでいます。
その1回目がひたひたと近づいてきました。
今の経済の仕組みでは、将来の需要まで取り込んでバブルを形成しますから、崩壊のインパクトもまぁすごい規模でくるわけですね。
とはいえ、正直、米国利上げで新興国通貨危機という、アジア通貨危機パターンでの世界的暴落を予測してましたので、
中国経済のクラッシュと原油安が直接のトリガーになるとはちょっと見込み違いでした。
それだけ今の経済成長の仕組みが不安定ということですね。
タイトルにあるように、今回の株安はだらだら一進一退を繰り返しながら世界的暴落へと進みます。
回復にはまた数年要するでしょう。
韓国やブラジルなんかは今回もかなり振り回されるはずです。
7年後、東京オリンピックが記憶の彼方に去る間際、日本経済破綻でまた世界的暴落。
15年後、ドイツ中心にヨーロッパが破綻しまた世界的暴落。
予言でも何でもありません。
未来の需要を今取り込んで目先の経済を膨らませてるわけですから、むしろ世界的暴落はそのガス抜きであり、健全な反応です。
困るのは、そういった世界的暴落のたびに、無関係な人々を大勢貧困層に叩き落すこと。
上の写真が8月7日。
下の写真が8月3日。
あれ?縮んでる?