人口減少社会の行き着く先

「人口減少社会」の在野の研究者。「人口減少社会」の行き着く先を探してます。大磯に山林所有。

「絶望のシャープ」は対岸の火事ではありません。火の手は迫ってます。

◎さようならシャープ

シャープの断末魔が聞こえます。

 

gendai.ismedia.jp

gendai.ismedia.jp

 

◎日本メーカーはごく一部を除きシャープと同じ

液晶テレビに限らず、メーカー製品の「新規」需要は、新興国・途上国にしかないわけで、日本などの先進国には基本「買替」需要しかありません。

 

新興国・途上国は先進国からの資本と技術を受け入れますが、最終的には自前でメーカーを育成しますから、先進国である日本で生産して途上国・新興国などの海外に輸出するというのは土台ムリな話なのです。

 

あと2年くらい、仮に持ちこたえても東京オリンピック終了直後から、強烈で長い不景気に突入します。

 

つまり、これからの10年、国内の「買替」需要すら減っていきます。トヨタ・日立などほんの一部を除き、国内大手メーカーが今後バタバタと苦境に陥いるのは目に見えています。

 

 ◎日本企業の会社員は、今後やばいっす

 

上記は国内メーカーの話です。 

 

国内メーカーの業績が悪くなると、お約束のリストラが始まります。

つまり、国内メーカーに限っても、日本の雇用環境は悪化します。

 

それだけではありません。

 

日本の国債はどんどん増えてます。

なのに、返す人はどんどん減ってます。

 

おじいちゃんおばあちゃんの年金もどんどん増えてます。

なのに、それを支える若者はどんどん減ってます。

 

これら、人口減少による負の影響が、次にくる景気の波の引き潮を

大きく大きくするんですね。

 

次にくる大きな不況は、とてつもない規模になるでしょう。

火の手はそこまで迫っています。

 

逃げ場がないようにも思えますが、それに対する対策を、次回以降で記載したいと思います。

 

案外、今より楽しい世界が待ってるかも知れませんよ^^

 

おしまい。