人口減少社会の行き着く先

「人口減少社会」の在野の研究者。「人口減少社会」の行き着く先を探してます。大磯に山林所有。

異次元緩和振り出しという素敵な事態

ここ最近、登山にはまっております。


もっぱら都心から近場の丹沢で、それも多いのが大倉から塔ノ岳まで。


大体2時間20分くらいで登りますが、大粒の汗を流しゼーゼーハーハー唸りながら登るので、すれ違うおしゃれな山ガールもドン引きのご様子。


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さて、記憶に新しい日銀の異次元金融緩和、いわゆる黒田バズーカですが、先日物価上昇率がマイナスに転じるという素敵な事態に陥ってることが判明したようです。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150926-00000072-san-bus_all


もちろん、これには原油価格の下落という大きな要因があるわけですが、それを考慮しても、


日本円を刷りまくりジャブジャブ供給することで通貨が下落する、


つまりインフレ要因より、


ただでさえモノが余ってる中で人口減少が後押しし、モノの価値が下落する、


いわゆるデフレ要因が勝った


という事実は、重く受け止めなければなりません。


何をやっても今後の日本経済には衰退の道しかないという、残酷な未来を写してますよこれ。


早い話、異次元緩和しようが、マクロ的には今後日本で投資しても儲からないっす、消費もすでに満足です、だから日本円でそのまま持ってた方がお得ですってことなので。


まぁ、インフレ要因 より デフレ要因 が強いとはいえ、日本円の価値は世界的にどんどんすり減ってますから、そもそも日本のモノも通貨もどちらも世界的には価値がなくなってるわけで。


世界人口が増え続ける中で日本円使う日本人が減っていくのですから、これはある意味当然ですが。


もちろん、欧米も、そして中国も、似たり寄ったりなところはありますが、その中でも日本が衰退の道を独走態勢で走るトップランナーであることは残念ながら間違いないです。


そして、トップランナーである日本は、米国の風除けに使われてもいます。


働く現役世代は大変です、下りのエレベーターをこれからも登り続けなきゃいけないですからね。


しかも、エレベーターのスピードはどんどん早くなる。。


そんな中で年寄りのために年金や社会保険料を払い、家庭を持、子供を育てる、なんてハードなことしてたら、そりゃ息もきれますよ。


まったくうんざりでしょうね。


ってそれはみんな同じですな。