先週末はBOOK LAB TOKYOで本を読み漁っていました。読むのは、スモールビジネス、YOU TUBER、複業、などなど。
どれも一言で言うと、マーケットに価値を提供し、金銭等の対価を得ようという話。自分で働く、という話ですね。
資本主義の枠組みでは、お金に働かせるか自分で働くか、の二択しかなく、その中で各々がそれぞれの選択をしていくという構造になっています。
自分で働くのも、会社勤めをする、個人でマーケットに価値提供をする、あるいはその両方をする、という概ね三択で、両方をする、というのがこれほどやりやすい時代はかつてないと断言できます。
副業解禁の流れも加速するでしょうし。
ただ、最近痛切に感じるのは、資本主義の枠組み、具体的に、マーケットに対して組織としてあるいは個人として価値提供をすることで、金銭等の対価を得るという仕組みのおかげで、非常に便利な世の中になっていますが、一方で、資本主義がすべての問題を解決するわけではないということです。
むしろ、資本主義で解決できない課題というのが、長い目でみたときに実は本質的に大事なことなのではないかと。
マーケットに対して価値を提供するということは、そもそもマーケットがその価値を認識していないと意味がなく、マーケットが認識できる価値は、短期的に金銭に置き換えられるものしかないので、資本主義では目先の問題解決ばかりに目が行き、長期的な問題ついては、政治任せになってしまいます。
でも、政治も票田の意向で舵取りが決まりますので、結局、一部の人が潤うことにしかならないと。
こういった枠組みの中で、人口減少に関する問題に一石を投じる有効な手段は何か。
ネットにある寄せ集めの2次情報ばかりではなく、地方の生の声を集め有効な対策につながるための足がかりは何か。
そういったことを考えています。