人口減少社会の行き着く先

「人口減少社会」の在野の研究者。「人口減少社会」の行き着く先を探してます。大磯に山林所有。

変化はより早く劇的になっている、しかしその風に乗れるのはごく一部

数字みるとちょっと驚きですが、加速する一方でしょう。👇



正しい手順を踏む投資家は長期的にも経済成長率を上回るペースで資産規模を拡大させていきます。


仮に世界経済の成長率がゼロ、もしくはマイナスに転じても、一部の投資家は資産を拡大させていくでしょう。


資本主義経済である限り、貧富の差の拡大は当然の帰結なのです。


いかなる規制を用いても、貧富の差の拡大ペースを鈍化させることしかできません。そして、これからはその規制の効果も、ますます弱くなっていくでしょう。


そして、一定の資産規模に到達した投資家は、その運用スタイルを、保全主体に切り替えることで、労せずに資産は更に健全に成長していくのです。


ここから一般論に入ります。

この、一定の到達点に達したあとは大した苦労もせずにポジティブなサイクルが続くという現象は、投資に関わらず、他の分野でも当てはまります。


例えばウェブに関する分野もそうでしょう。

便利なツールはどんどん一般化し利用しやすくなりますが、そのツールが一般化した時点で、すでに次の技術への対応ができる人たちが一部存在します。


そういう限られた、風に乗れた人たちが新たな地平線を切り開きながら、パイオニアメリットを得ていくのです。


風に乗れない大部分の人たちは、その風を感じて、便利だね、気持ちいいね、と感情面での反応を示すに留まります。


現実的には、その時点で風に乗れてない人が、風に乗っている先頭集団に躍り出ることができるのは、若さと才能と運に恵まれた極めて稀なケースです。

つまり、風に乗れてない人が感情面での反応だけをするのは、極めて現実的な対応ということになります。


しかし、その極めて稀なケースをもって、努力すれば誰でも風に乗れるという論調が世間では一人歩きをするわけです。


こういった世間の論調に同調し、パイオニアや成功者のノウハウを資力労力かけて修得しても、大半の方はせいぜい小さな成功体験くらいしか得られないのが現実なのです。


こうして、形式的には極めてフェアな体裁を整えて、富むものはますます裕福に、フロンティアの開拓者たるパイオニアはその地位をますます堅固にしていくのです。


人間の能力に大差はないけれど、その境遇に天と地ほどの差がでるのはここに理由があります。


おしまい。