人口減少社会の行き着く先

「人口減少社会」の在野の研究者。「人口減少社会」の行き着く先を探してます。大磯に山林所有。

あらためて思う、「足るを知る」ということの大切さ

 

突然ですが、「足るを知る」って大事ですよね。

 

僕もそうだし、多くの人もそうだと思いますが、今手元にあるものの価値を感じずに欲しいものばかりに目がいってしまうことがよくあります。

 

今手元にあるものが無価値なのではなく、慣れてしまって価値を感じなくなってしまってるだけなのに。

 

 

上をみればきりがないし、そういう思考パターンだと上にいってもまたその上が欲しくなる。

 

欲しい対象が変わるだけで、やってることは同じ。

 

欲しい→手に入れて満足→飽きる→また欲しい→以下・・・と同じところをくるくる回るだけ。

 

そのくせ、手元からなくなるとその価値に気付くんです。

 

 

断っておきますが、そういう思考は元々誰にでも備わってますし、そもそも欲しいと思う「欲望」こそ、資本主義の成長エンジンです。

 

つまり、今この便利な生活があるのは、この「欲望」とそれを叶える人がいるから成り立つ話。

 

だから「欲望」を否定する気はありません。

 

ただ、自戒の念も込め、少しバランスを意識したらという話です。

 

たまには今手元にあるものの価値を味わおうという。

 

そして、この手元にあるものの価値を味わい、満足することが、「足るを知る」ということ。

 

「足るを知る」ことで、今このときすでに幸せなのだと気づくことができると思うのです。

 

競争に勝つ、困難を乗り越える、成長を続ける、そういったことで得られる満足や幸福感を否定はしないけど、そんなのは幸せの一要素に過ぎないわけで。

 

幸せの一要素に過ぎない勝ち負けが人生の勝ち負けに直結してる人が最近多いんじゃないかな。

 

だからバランス。

 

今立ってる足元をみて、原点に立ち返って、そこで一度「足るを知る」。

 

そこから踏み出せば、今の幸せを感じつつ、大抵の失敗や挫折は笑って乗り越えられるようになると思う。

 

おしまい。